リアルなフランス移住者のキャリアと生き方1 【異文化理解編】


フランスで英語を勉強しながら生活している私は、フランスに移住した日本人にお会いすることも良くあります。一人一人その理由は異なりますが、お話を聞くうちに移住者の皆さんには幾つかのパターンがあることに気づきました。

海外移住のキャリアも生き方も千差万別!というわけで今回は、私が出会った海外移住者の皆さんのキャリアと生き方についてお伝えします。

 

フランスが好きで、好きで、好きで!

まずはフランスが好きで、好きで、何度も旅行に来るうちに、こんなに何度も旅行で来るなら移住してしまおう!と決意。日本での仕事を辞めてフランスに移住された方々。特に女性が多い印象です。フランスの好きなポイントは人それぞれですが、日本での仕事やキャリアよりもフランスでの新しい生活を選ぶのですから、その覚悟もフランスへの愛も半端ではありません。

もちろん、住んでみると色々な苦労があるものですが、それでも好きな気持ち、愛でどんな苦労も乗り越えて生きているとても前向きで明るい方々です。

 

仕事を突き詰め、気づいたらフランスにいた

次に、仕事を突き詰め、気づいたらフランスにいたというタイプ。こちらは男女問わず、料理人・パティシエ・ソムリエ等の飲食関係の方や、服飾・装飾などアーティストの方が多い印象です。美食の国でありファッションの都でもあるフランスですから、この様な職人肌の方々を引きつけるのでしょうか。

話を聞いていると「何が何でもフランス」という方よりも、「自分なりに仕事を突き詰めた結果、気が付いたらフランスにいた」という方が多い印象です。

言葉も一から習得しなければならないフランスで、さらに自分の才能一つで生きていくのはとても大変なことだと思いますが、彼らと話していると、その表情からは努力や才能に裏打ちされた強かな自信を感じることができます。

 

なんとなく留学、なんとなく延長、なんとなく永住…

最後は、「学生の時になんとなく留学して、なんとなく気に入ってそのまま延長して仕事を見つけて、気が付いたらもう10年経つわね」というタイプ。この方々は、とても自然に、フランスという場所に根を下ろして生活されています。日々の生活も地元のフランス人同様慎ましいもので、長く住んでいらっしゃる分、街ですれ違っても日本人だとは気付かないくらい馴染んでいらっしゃる方が多いです。

海外移住というと、ものすごい覚悟と苦労と努力が必要、というイメージですが、このタイプの方からはその様な気負いや気概は感じられません。もちろん、生活し始めた頃は沢山の苦労があったと思いますが、大袈裟に語ることもなく、移住した理由を聞いても「なんとなく」を繰り返す。意外にもこのタイプの方は移住者の中にたくさんいらっしゃいます。

 

一口に海外移住といっても、その動機や理由は千差万別。日本で生活していた頃は、海外移住するなんてよほどの覚悟と努力があるのだろうなと想像し、海外移住する知り合いがいればたいそう驚いたものですが、いざ自分が外国に来てみると、海外移住のキャリアも生き方も千差万別!という事を肌で実感します。


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