英語体験イベント ネイティブと体感する「a」と「the」の違い


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今回の英語塾アブソリューション一般向け英語体験イベント「ラウンジアブソ」はa」と「the」の違いをお送りしました。毎回大人気のイベント、今回は講師に文化学園大学の准教授John D. Owen氏。ナビゲーターは伊藤ゆう先生です。

 

John D. Owen(ジョン・デービッド・オーエン)文化学園大学 准教授 コロンビア大学大学院Teacher’s CollegeにてTESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages)修士号を取得。専攻はApplied Linguistics(応用言語学)。現在は文化学園大学で准教授として教鞭をとっており、長年のESL (English as Second Language)指導の経験を活かし、第二外国語としての英語学習における様々な研究発表、ワークショップを行っている。

 

 

冠詞攻略の鍵は「feel

   今回は、初めてネイティブの英語教師を迎えてお送りする、ラウンジアブソです。イベント参加したメンバーは12人。老若男女、英語のレベルはバラバラですがほとんど初心者で、初めての外国人教師に少し緊張気味です。

 

まずはグループごとに自己紹介から始めて、少しずつ解れていきます。また、アブソリューションの補助員が適宜補助をしてくれるので、安心して進められました。

 

今日は、冠詞の「a」「the」についての攻略の鍵を教わります。また、便宜上「some」も加えて進みました。日本の英文法の本では、それほど冠詞について詳しく書かれていません。「a」「the」についても、あやふやなまま学習が進んでいるイメージがあります。今回はネイティブの考え方も併せて教わることができたので、大変お得な授業になりました。

 

まず簡単に、冠詞(Articles)のルールでは

  • 「a」=one/1つの
  • 「same」=more than one/複数の
  • 「the」=specific/特定の

このようになっています。

 

しかし、これは文章や話し手聞き手の背景によって、様々に変化する条件なのです。状況によって、2つの冠詞で正しい場合もあります。テストや英文法の本では常に正しい答えは1つですが、実は、場合によって2つの答えが正しいこともあるとJohn先生は言います。

これは、日本の学校で英語を勉強している私たちにとっては、かなり驚きの内容でした。

 

冠詞を学ぶにはContextが重要!

Contextとは「文脈」です。冠詞にはこのContextがとても重要だと言います。

例えば、「mars is a red planet./火星は赤い星です。」これは一般的な意味です。しかし、「mars is the red planet./火星は(8つの惑星の中で特に)赤い特徴をもつ星です。」これも正しいのです。この答えのどちらが正しいかは、文章の状況や会話の内容によりますね。冠詞には、このように状況によって選ぶ答えが変わることがあります、と先生。そこにはfeel(感じ方)に導くための4つのルールがありました。

 

4 steps to choose the correct article/正しい冠詞を選ぶための4つのステップ

  1. 特定(specific)or 一般(generic)
  2. 数えられる(countable)or 数えられない
  3. 単数(singular)or 複数(plural)
  4. 話し手聞き手に知られている(known)or 知らない(unknown)

 

この4つのルールに則って冠詞を選ぶといいます。なお、この4つのステップの2つ目で複数である場合は、3つ目はスキップしてOK。このルールをもとに配られた表と簡単なテストを、参加者で解いてみました。

 

しかし、そもそも日本語では、数えられるかどうかで単語を考えていないので、その点でも頭を悩ませてしまいます。この辺りが英文法の難しいところでもありますね。ただ、冠詞については、その名詞が持つ背景によっても変ります。例えば、「dog /犬」について話すときの流れを考えてみます。

 

自分の会社の同僚に、「うちの家の隣の犬がよく鳴くんだよ」と話すとします。でも、同僚は自分の家の隣に犬がいるなんて知らない(unknown)かもしれませんよね。しかし答えは「the dog at the next door is always barking」でいいのだといいます。そこには、同僚がたとえ自分の家の周囲のことなど知らないとしても、at the next doorと入れることによって、feelで推測できる状況だといいます。

 

まずthinkして、feelで状況を知る

冠詞を決めるには、文脈の状況により変わることがわかりました。また、自分が話したい内容によっても選ぶ冠詞が違います。まずは、話す名詞が一般的なものか、特定のものなのか。そして数えられるか、最後に聞き手が知っているものor事なのか、たとえ相手が知らない単語でも、「自分の家の」「隣の」と状況を説明する言葉を加えることによって、推測できる場合は、「the」を選びます。

 

Context(文脈)によって、選ぶ冠詞は変化します。日本で英文法を勉強する私たちは、英文法の本にかなり依存していて、答えが複数あるということも考えていません。しかし、同じ日本語でも状況によって意味が変わるように、英語も、状況によって選ぶ冠詞が変ります。話す文脈によって「a」「the」を選び間違えると奇妙な会話になりかねないのです。

 

今回は、英会話やメール文章におけるヒントを勉強しました。日本人にはない感じ方に戸惑うこともありましたが、John先生はしきりに、「重要なのはContext!」と繰り返しました。英語圏の考え方をネイティブで感じることができた貴重なイベントに、参加者の皆さんも脳をフル回転させていたようでした。

 

 

いかがでしたか?ラウンジアブソ、今回は「ネイティブと体感する「a」と「the」の違い」をテーマに、John先生を迎えてお送りしました。2019年のラウンジアブソもお楽しみに!