Shut up! は「 ちょっと待って」??? 危険な命令文の取り扱いをチェック


1 思わず口から出た”Shut up! ”  その場は凍りついた

昔勤めていた会社で、言葉の間違いって怖いなぁと思った出来事があります。
アメリカ人の弁護士を会社に招いて、打ち合わせをしていた時のこと。

弁護士の方が話をどんどん進めていると、当社側の担当者の1人がいきなり’Shut up!’と言ったのです。

これはフレーズとしてご存知の方も多いと思いますが、文法的には、主語(You)がない+動詞の原形(Shut)=命令形。
つまり「黙りなさい!」というとても強い言葉で、その場が凍り付いたことは言うまでもありません。

英語が苦手なこの担当者は、多分「ちょっと待って」程度のことを言いたくて、とっさに知っているこのフレーズを使ったのだと思います。
ですが、ちょっと言葉を間違えると、自分は全くそんなつもりはないのに、相手に不快な思いをさせてしまうことがあるんだと実感しました。非常に危険です。

今日はそんな命令文の用法をおさらいしていきます。

 

2 命令文の基本形とその用法

命令文=命令というイメージが強いと思いますが、その他の用法もあるので、使い方を理解することが大切です。それでは、命令文の形とその用法を見ていきましょう♪

<命令文の形>
●基本形=主語(You)を省略&動詞の原形(*be動詞は原形=be)「-しなさい」
Open the door.「ドアを開けなさい」
Be quiet.「静かにしなさい」

●否定形=Don’t(またはNever「決して―」)+動詞の原形「-するな」
Don’t be late for work.「仕事に遅刻しないように」
Never be late again.「決してまた遅刻しないように」

*相手に「気にしないで」というとき、日本語では「ドンマイ」と言ったりしますが、英語ではDon’t mindではなく、’Never mind’というので注意しましょう。

 

3 これは命令? 命令文のその他の用法

命令文=命令や指示する以外の用法もあります。もし相手からこのような事を言われても、命令の意味ではないのでご安心下さい♪

●手順などを教える
Turn left at the corner of the street.「道の角を左に曲がる」
Press this button to start.「スタートするにはこのボタンを押します」

●相手の必要としていることを勧める
Have some juice.「ジュースをどうぞ」
Have a seat.「おかけ下さい」

●親しい相手にアドバイスをする
Tell him what you think.「あなたが思うことを彼に言いなよ」
Get some sleep.「少し寝なよ」

●あいさつ等のフレーズ
Excuse me.「すみません」
Enjoy your meal.「食事を楽しんで下さい」

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命令文の使い方には、十分注意が必要ですね。命令の意味になるものは、あまり使わないほうが無難だと思います。一方、その他の意味もあるということも、ぜひ覚えておきましょう。