「鳥のように、自由に」を英語で 


1 急ぎめで結構強めの「できるだけ早く」

本日は、ビジネスの英文メールや会話などにも意外に使える<as+比較の原級+as>の用法をご紹介します。
この形で私たちにもお馴染みといえば、’as soon as possible’「できるだけ早く」。
as soon as possibleは、文法的にみると<as+原級+as possible>。
原級比較級と最上級を作れる品詞=形容詞や副詞の原形(そのままの形)のことです。(例:tall(原級)-taller(比較級)-tallest(最上級))
なので、このフレーズでも原級soonの部分に、異なる形容詞や副詞を入れることができます(例:as clean/quickly as possible)。
ところで、’as soon as possible’というのは結構強い言い方なので、目上の方には使わないようにしましょう。

2 少しやわらかく「なるべく早く」

先方さまから、
’Will you send it to me as soon as you can?’(なるべく早くそれを送ってくれますか?)
というメールがきたことはありませんか?

この文章を文法的に見ると、<as+原級+as+主語+can>という形式です。
上記のメールの場合は、後半のas以降にyou(あなたが)という主体が入るので、possible(可能)だけよりも柔らかい感じに聞こえます。
もっと丁寧なニュアンスにしたい場合は、’at your earliest convenience’(ご都合のつき次第)を、文末につけると良いでしょう。

3 <as+比較の原級+as>の用法

それでは<as+比較の原級+as>の用法を、詳しくみていきましょう。

●肯定文
<as+比較の原級+as>で、「-と同じくらい」
’Tom is as smart as Mary.’で「トムとメアリーは同じくらい賢い」。
*後半のasの後が代名詞の場合、カジュアルな文では目的格を使います。
Tom is as smart as her.(Tom is as smart as she is.も可)
*倍数や分数+as+原級+as
Hotel A is almost twice as expensive as Hotel B.「ホテルAは、ホテルBよりも約2倍値段が高い」

●否定文
<not as(またはso)+原級+as>で、「-ほど~でない」。
あくまでも私個人の感想ですが、as-asの構文は、否定形が断然便利。
後半のas以下を、主語+(助)動詞にすると、日常的な表現にも使えます。

*’as+主語+thought/expected’「思っていたほど(―でない)」
It’s not as difficult as I thought.「思っていたほど難しくない」
*’as +主語+used to’「昔ほど(―でない)」
I don’t work overtime as much as I used to.「昔ほど残業しない」
*’as+主語+looks/seems’「見た目ほど(―でない)」
He isn’t as young as he looks.「彼は見た目ほど若くない」

●’as+原級+as’を使った比喩表現
おまけとして、英語での比喩をいくつかご紹介します。
・as busy as a bee「(ミツバチのように)とても忙しい」
・as cold as ice「(氷のように)とても冷たい」
・as free as a bird「(鳥のように)とても自由な」
・as quiet as a mouse「(ネズミのように)とても静かな」
・as white as snow「(雪のように)真っ白な」

ちなみにですが、‘as flat as a pancake’「(パンケーキのように)とても平らな」という比喩もあります。パンケーキというと、ハワイ式の分厚いものが思い浮かぶ方も多いと思いますが、これはイギリス式のとても薄いパンケーキに由来しているそうです。

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タイトルの「鳥のように、自由に」。英語でどう言うかは、もうお分かりですね。

・as free as a bird

意外と使いやすいこの形。否定形も使いやすいので、ぜひセットで覚えておきましょう♪