おさらい英文法 vol.17 「あなたの夢、叶うかも……」って?


アブソリューションブログ読者のみなさん、お久しぶりです!「おさらい英文法」ライターNです。
諸般の事情でしばらくお休みをいただいていたのですが、ここにきて限定版で再び登場することできました。
英語理解に避けては通れない文法の壁。でももう忘れちゃったし、面倒くさい〜。
そんなあなたもさあご一緒に! かる〜く思い出して参りましょう。

今回おさらいするのは、助動詞。突然ですが、ここで問題です。
イギリスでの留学中にバースディカードを買おうとお店に入った私が見たのは、
’May your dreams come true.’と書かれた文字
みなさんならなんと訳しますか?

英語に慣れてなかった私はこう考えました。えっとMayは確か助動詞。意味は、may=「―かもしれない」だったよね。ということは「あなたの夢が叶うかもしれない」? しかも、「かも」を文頭において強調?? なんかヘンなカードだなあ。イギリスの人って、こうやってもやっと応援するのかな。

ブブー!! 過去の私、間違っています。
これまで「おさらい英文法」でも見てきた通り、英単語の多くが複数の意味を持っています。一つしか覚えてないと、相手の意図を大きく取り違えてしまう可能性があるのです。危ない危ない。

そんな危険を回避するために、今回は助動詞の複数の意味を、文例をみながらチェックしていきましょう。

●can
・許可「―してよい」
(例)You can use my pen, if you like.「もしよければ、私のペンを使っていいですよ」
*疑問形Can I/we-?で、「―していいですか?」
(例)Can I turn on the air-conditioner?「エアコンをつけてもいいですか?」

・提案「-しましょうか?」*疑問形Can I-?で
(例)Can I buy you a drink?「飲み物を買いましょうか?」
・依頼「―してくれますか?」*疑問形Can you-?で
(例)Can you do me a favor?「お願いを聞いてくれますか?」

・否定の推量「―のはずがない」*否定形can’t で
It can’t be true.「それは本当のはずがない」

●may
・許可「-してよい」
You may-の場合、権限のある目上の人が、目下の人に許可を与える表現です。逆の立ち位置だと横柄な印象になる可能性があります。日常会話などにあまり使わない方が無難かもです。
相手に許可をしたい場合は、You may-の代わりに、You can-を使いましょう。
(例)△You may go now.→○You can go now.「もう行ってよい」

一方、法律や規約では、複数の対象者を主語にして、mayが使われることもよくあります。
(例)Visitors may borrow a baby stroller for free.「訪問客は、無料でベビーカーを借りてよい」

*疑問形May I/we-?で、「―してもよろしいでしょうか?」*Can I/we-?より丁寧な言い方
(例)May I come in?「入ってもよろしいでしょうか?」

・祈願 「―しますように」*Mayが文頭で、フォーマルな表現
(例)May your life be filled with joy and happiness!「あなたの人生が喜びと幸せで満ちたものでありますように」

●must
・確信「-に違いない」
(例)This church must be very old.「この教会はとても古いに違いない」

・禁止「-してはならない」*否定形mustn’t-
(例)You mustn’t smoke here.「ここで喫煙してはならない」

●should
・当然「-はずだ」
(例)The bus should arrive in a few minutes.「バスは数分後に到着するはずだ」
・仮定「万が一~ならば」*If+主語+shouldの形で、フォーマルな表現。Ifが省略されて、Should+主語の形になることもよくあります。
(例)If there should be a problem, please let me know.
=Should there be a problem, please let me know.「万が一問題があったら教えて下さい」

***
いかがでしたでしょうか。助動詞の意外な使い方、日常会話ではよく出てきます。頭の隅においておいてくださいね。
ちなみに冒頭の問題の答えは、「あなたの夢が叶いますように」でした。イギリス人のカード、フツーでした。