「動名詞と不定詞」どっちにも使える動詞の使い方


前回のおさらい英文法では、「その動詞、後ろにくるのは動名詞?不定詞?」を解説しました。今回はさらに進んで「動名詞と不定詞。どっち〜にも使える動詞」をお届けします。

さて、ここで質問です。
留学先、ロンドンでの出来事です。教科書を持ってくるのを忘れた時に、
I forgot bringing my textbook.
と言ったところ、すぐに先生に訂正されてしまいました。
私の文の間違いは、どの箇所でしょうか。ヒント。動詞の後ろにくるのは、動名詞か、不定詞か? 考えてみましょう。

1 注意! 動詞の後ろが動名詞か不定詞かで、意味が違う文に

動詞forgetは、動名詞と不定詞の両方、後ろにくることができます。ところが、
・forget+Vingで「~したことを忘れる」
・forget+to Vで「~することを忘れる」

というふうに意味が変わります。
和訳のイメージから、動名詞=過去、不定詞=未来だと思われる方が多いのではないでしょうか。
「教科書を持ってくることを忘れた。」という文を作るために「過去だから動名詞だろう」と考えがちですが、過去形にしたいのは「忘れた」の部分。動詞forgetを過去形forgotにすれば過去になります。
そこで、私の最初の文に戻ってみます。
I forgot bringing my textbook.
は、「持ってきたことを忘れた」の意味になって、なんだかよくわからなくなってしまいます。
正しくは
I forgot bringing my textbook.
動詞の後ろに「持ってくること」=不定詞のto bringにする必要があったのです。
私のように忘れ物が多い方は、
I forgot to bring-「-を持ってくるのを忘れた」
と、フレーズごと覚えることをおススメします!
このように、動名詞と不定詞はちょっと気をつけなくてはいけないところがあります。あとあと迷わないように、すんなり覚えるコツをご紹介いたします。

2 グループに分けて覚えよう! 動名詞でも不定詞でも意味がほぼ同じ動詞

これは数が限られていて、2つに分類できるので、覚えやすいですよー。
1. 好き・嫌いグループ
like(好き)、love(大好き)、prefer(好む)、hate(大嫌い)
ただしdislike(嫌い)は、まさかの-ingのみ。I don’t like (-ing/to-)と言い換えてもOKですね。

2. 始める・続けるグループ
begin(し始める)、start(開始する)、continue(続ける)
ちなみにですが、終わるグループ(finish, end)は、動名詞(ing)のみ。一緒に覚えてしまいましょう。

3 例文でガツンと覚えよう! 動名詞と不定詞だと意味が異なる動詞

注意したいものばかりです。数が少ないので覚えてしまいましょう♪
冒頭forgetも、このグループに入ります。
●regret doing「~したことを後悔する」、regret to do「残念ながら~する」
・I regret missing the meeting yesterday.
「昨日、会議に行けなかったことを後悔している」
・We regret to inform you that the meeting has been cancelled.
「残念ながら、会議はキャンセルされました」

●remember doing「~したことを覚えている」、remember to do「忘れずに~する」
・I remember talking to her at the meeting.
「彼女と会議で話したのを覚えている」
・Remember to take these documents to the meeting.
「忘れずに、これらの資料を会議へ持って行くように」

●stop doing「~するのをやめる」、stop to do「~するために立ち止まる」
・I stopped taking notes at the meeting.「会議でメモをとるのをやめた」
・I stopped to look at the map.「地図を見るために立ち止まった」

●try doing「(試しに)~してみる」、try to do「~しようと試みる」
・Try using location services on your iPhone, instead.
「代わりに、iPhoneの位置情報サービスを使ってみたら」
・I‘ll try to be back from the meeting by 1pm.「午後1時までに、会議から戻るようにします」

***
動名詞と不定詞シリーズ、いかがでしたか?
この部分苦手意識のあった方も、グループ分けをして整理してみると、意外と分かりやすいのではないでしょうか。例文ごと覚えて、会話でさらりと使えるように練習しておきましょう。


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